1.ネイルサロン業界の動向と分析
ネイル市場は拡大傾向にあり
ネイルサロンを含むネイル市場は、2008〜2014年にかけて約10%拡大しており、家計調査においてもその利用金額は年々増加傾向にあります。 美容室を含む他の美容業種においては成長分野と言えるでしょう。
利用回数は減少傾向
リクルート美容センサス(ネイルサロン編)による調査では、ネイルサロンの年間利用回数は減少傾向にあります。 先の利用代金の増加傾向を合わせて考えると、ネイル業界は高単価化が進んでいるものと推測されます。
自宅近くのネイルサロンが支持され始めている
リクルート美容センサス(ネイルサロン編)による調査によると、最もよく利用するネイルサロンは「自宅から離れた都市部」にあるサロンとなっています。 しかし、近年増加傾向にあるのは「自宅近くのサロン」です。先駆者である美容室業界の傾向から考えるに、この流れはしばらく強まり、最終的に定着すると推測されます。
美容室との競合問題
近年、美容室のトータルビューティーサロンが宣誓され、ネイル処理を単独で行うネイルサロンとの競合激化が予測されています。
WEB予約は増加傾向にあり
リクルート美容センサス(ネイルサロン編)による調査によると、スマートフォンの普及に伴いWEB予約を利用する比率が電話予約を上回り、20代では60%以上、全体を見ても半数以上のお客様が活用されています。
検索キーワード候補による需要確認
ネイルサロンのホームページを訪れるユーザーはどんな情報を探しているのでしょうか?
まずは検索キーワード候補から、ユーザーの求める潜在的な需要を掘り起こしてみましょう。
検索キーワード候補数 | ネイルサロンを絡めたキーワード数は6,954個以上。ボリュームとしては大規模部類に入ります。 |
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ネイルサロン+地域名 | 地域名との組合せで検索されることが多いため、お住いの地域や外出先の店舗を探しているようです。地域名はスマートフォンでの検索傾向が強いように思われます。 |
ネイルサロン+サービス名 | スカルプやジェル、ハンドケア、甘皮処理など、サービス名との組合せで検索される傾向にあります。 |
お客様の状況 | 爪が短い、割れた爪、子連れ、メンズ、ブライダルなどお客様の状況に合わせたキーワードもコンスタントに検索されているようです。 |
地域名+安い | 地域名と「安い」という組合せで検索される方も多い傾向にあります。 |
ネイルサロンを軸にした検索キーワードは、8割方地域名との組合せで、その他はサービスやケースごとのキーワードと合わせて検索されています。 お客様は、目的の場所を持ち、それぞれのサービスや料金を検討する傾向にあると思われます。 (キーワード候補はGoogleサジェストから取得し分析しています。)
これからのネイルサロン
ここまでのマーケティング情報からポイントを考察すると、ネイル業界の高単価化、そして自宅近くを選択傾向にある一般化が挙げられます。 ネイル技術はもちろんですが、お客様は気分転換を主目的に来店される方が多く、今後はネイルサロンの接客強化が求められていくと思います。 接客強化を軸に年間利用回数の安定化を図ることが必要です。 そのためにもホームページ展開で、新規の方から安心して利用してもらえるよう努力が求められています。
2.ホームページ制作方針
オーナーがホームページに求める成果は、やはり新規顧客を増やすことにあると思います。そのために重要な考え方を確認してみましょう。
作品例と料金を中心に展開する
ネイルサロンのHPは作品を紹介するイラストレーターなどのHPと類似性があります。 検索候補から、お客様には目的の地域や場所があるとわかるので、その範囲で他店との差別化をアピールするには、サービスと料金をメインに表に出すのが正攻法だと思います。 加えてお店の雰囲気やネイリスト個人の魅力もアピールできると良いでしょう。
クーポンサービス
新規顧客に足を運んでもらいやすくするためには、クーポンなどの割引券が有効です。 大手クーポンサイトですと高額の費用がかかりますが、自社で発行し展開するようにしても良いでしょう。
プロフィール紹介を魅力的に
実際のサービスを行うスタッフのプロフィールは、美容接客においてとても重要視されます。 作品紹介による技術披露も大切ですが、新規のお客様に「この人に会ってみたい」と柔らかく求めてもらえるのが理想です。
サービスごとのページを作成する
メニューページに一覧として表記するだけでなく、それぞれのサービスに対応したページを作ることも、HP上で新規顧客を呼び寄せる上で有効です。 またブライダルなど晴れの日をターゲットとしたページもあると幅が広がります。
スクール開催
これはネイルサロンによって可否が問われますが、自分でうまくなりたいというお客様もいらっしゃいます。 定期的に開催することで地域とのコミュニケーションも高まりますし、別角度からの顧客獲得や収入にもつながると思います。
第三者からの評価
口コミは最終的な判断を後押しする強力なものです。外部サイトに掲載されるのが理想ですが、自社HPでも来店されたお客様からの感想をまとめて掲載すると良いでしょう。 ケースがマッチすることで、お客様からの信頼感が高まります。
地域性の高いホームページを制作する際は、その地域で最も情報が充実していることが、大きなアドバンテージとなります。 次に期待するのは新規顧客がリピーターとなり再来店してくれることです。ここではリピーターを継続させるための考え方を確認してみましょう。
ネイル&美容の情報サイト
ネイルや美容についてプロからの視点で情報をまとめて発信していきましょう。 よく無料ブログでこのような情報を発信される方も多いですが、まず自社HP内でコンテンツを充実させ、自社のホームページの価値を高めると良いと思います。 無料ブログで展開することでそこからの流入も期待できますが、自社で展開する方が長く効果を発揮してくれるようになります。
SNSで定期的な情報発信
前述のネイル情報を更新した際に、SNSでも告知して記事を広く拡散できるよう努力すると良いと思います。 SNSにも種類がありますが、地域性の高いコミュニティへ届けることができれば効果的ですね。
おすすめ商品の紹介
商品を店舗で売ることが出来れば、商品を使い切った頃に再来店の予約を頂きやすくなります。
既存の顧客の来院サイクルを安定させるには、まずホームページの活用率を向上させる、活用率を上げるために情報を充実させることが必要です。
そうすることで動物病院からのメッセージが届きやすくなり、効果が継続・安定しやすくなると思われます。
その為に、院内でもQRコード付き張り紙などでホームページの告知を積極的に行ってください。
3.ご提案!ネイルサロンのコンテンツ
これまでを踏まえて、動物病院のホームページに必要なコンテンツをピックアップしてご提案致します。
サロンについて
このコンテンツでサロンのコンセプト・特色、店内写真などを紹介し、それぞれのサロンの雰囲気を伝えることを目的にします。
トップページにおいてもこれらを紹介しますが、こちらはより詳細なイメージという位置付けです。
ネイリストの紹介
サービスを提供するネイリストを紹介するコンテンツです。 写真や各人のメッセージなど、得意なサービスなども掲載すると良いでしょう。
作品ギャラリー
実際に作成してきたネイルを写真一覧で紹介するコンテンツです。 作品ごとに担当ネイリストも記載するとお客様も実感として捉えやすくなります。
サービスメニュー
サービスの一覧を料金付きで紹介し、さらにサービス詳細ページも設けてHP上から新規顧客を呼び込みやすくします。
ネイルや美容コンテンツ
ネイルの手入れ方法や美容情報など日々発信することで、HPの活用率を向上させることが目的です。 コンテンツとして十分なアクセス数が見込めるなら、このコンテンツにだけ広告を掲載し新しい収入源としても良いと思います。
WEB予約システム
若い世代(特に女性)では一般的になっているWEB予約システムを導入することで、 ユーザービリティ向上と業務改善が見込めます。 もちろんスマートフォンに対応したものをご提供します。
弊社では高機能で使いやすいRESERVA予約システムをお勧めしています。
お客様の声+口コミ
可能なら是非掲載したいのが、お客様の声をまとめたコンテンツです。
第三者の口コミを最終判断とする方は多いので、来店されたお客様にご協力頂くことが可能なら継続して掲載しましょう。
その他
その他には、一般的なお知らせ、アクセス、よくある質問、スタッフブログ、予約・お問合わせフォーム、サイトマップ、個人情報保護方針などを掲載すると良いでしょう。
株式会社SOYAGIMIは、ネイルサロン専門ではありませんが、ホームページ制作におけるプロフェッショナルとして、 まず業界のマーケティングとユーザー動向を把握し、時代性を考慮しながら制作の土台となる方針を決めています。 これは格安プランにおいても同様です。 ホームページ制作をご検討されているお客様と、ご一緒できる機会を心よりお待ち申し上げております。
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