1.歯科医院・歯医者業界の動向と分析
まずは歯科医院・歯医者業界の動向や課題などマーケティング情報を収集・分析し、 そこから浮かび上がる課題に対してホームページが効果を発揮できるよう計画しましょう。
歯医者・歯科ともに増加中
厚生労働省 平成26年医師・歯科医師・薬剤師調査によると、歯科医師と歯科医院の数は年々増加傾向にあり、14年間で約15%、10%ととそれぞれ増えています。 この増加傾向はここ数十年続いており、今後もある程度継続していくものと推測されます。
医療報酬は横ばい
国民医療費の概況調査によると、一般医療費は増加傾向にあるのに対し、歯科医療報酬は横ばいのまま推移しています。 これは一般医療に比べて歯科医療の保険適用範囲が狭く、適切な改正もされてこなかったためと推測され、歯科医療の報酬に上限ができてしまっている形に成っています。
一般家庭の歯科診療代は増加傾向に
しかしながら、総務省 家計調査年報で確認すると、一般家庭における年間の歯科治療費用は増加傾向にあります。 これは保険適用外の自費診療項目が増えていると推測され、歯科治療の多様化の浸透、歯科治療の高単価化が流れてとして生まれていることを指しています。
検索キーワード候補による需要確認
歯科医院・歯医者のホームページを訪れるユーザーはどんな情報を探しているのでしょうか?
まずは検索キーワード候補から、ユーザーの求める潜在的な需要を掘り起こしてみましょう。
検索キーワード候補数 | 歯科医院・歯医者を絡めたキーワード数は7,628個以上。ボリュームとしては大規模部類に入ります。 |
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歯医者+地域名 | 地域名との組合せが最も多く、当然ですが目的地域の歯医者さんを探されている姿が伺えます。 |
歯医者+治療項目 | いびき、マウスピース、インプラント、ステイン除去など治療項目に関わる組合せが次に多く検索されています。 |
歯医者+求人関係 | 事務や受付、ネイルOK?など細かいキーワードも合わせて求人情報を探されている姿が伺えます。 |
歯科医院・歯医者を軸にした検索キーワード候補は、半分近くが地域名との組合せ、治療関係が3割、残りは求人関係に分かれています。 これらから歯医者関連の情報を探されるユーザーは、目的の地域と治療がある程度頭の中にあり、条件に合う歯医者・歯科を探していると予測されます。
2.課題と改善ポイント
マーケティング資料を見て分かるように、今後の歯科医院の経営環境は厳しさを増していき、患者に支持されない医院は廃業の危機に直面すると思われます。 経営課題を見直し改善点を探ることで、競争が激化する業界においてアドバンテージを構築していきましょう。
医療サービスの向上
家計調査でも明らかなように歯科治療費用は増加傾向にありますが、この流れに沿うことが出来ない歯科医院は収益悪化が懸念されるでしょう。 従って歯科治療においては、自費治療費を増やすことが大きなポイントになります。 そのために、未実施の医療サービスの検討や、患者との信頼関係を適切に築くことが重要です。
営業時間の見直し
医院や従業員の都合もあるでしょうが、まず患者が通院しやすい営業時間帯を確保しているか見直す必要があります。 ビジネス街で営業しているのなら会社員の帰宅時間後に余裕を持たせた営業時間の設定、住宅街ならファミリー層に沿った営業時間の設定など、自院の顧客層を見直しそれに合わせた営業時間を検討しましょう。
院内設備の見直し
院内及び院外の設備を見直すことから、経営課題の改善点が判明します。 治療設備も大切ですが、待合室の雰囲気や使い勝手、駐車場は足りているか・駐車しやすいか、など。 特に女性は清潔感を大切にしたり、駐車場においても駐車し辛いのならマイナス評価になります。 こういったポイントを経営課題として捉えて改善に取り組まれると良いでしょう。
3.ホームページ制作方針
歯科医院においてホームページは広報媒体であり、接客ツールでもあります。 この接客という概念を念頭に制作することで、御院に利益をもたらすホームページに辿り着くことができます。
「地域名+治療名」でSEOを行う
検索キーワード候補調査において、地域名との組み合わせが最も多く検索されています。 従って地域名、そしてサービス名との組み合わせで検索されるユーザーを適切にホームページへ誘導することが重要です。 そのためにGoogleプレイスへの登録や、治療名に対応したページ作りが必要になります。
治療方針など硬派なコンテンツは明確にアピール
なるべく削らない治療、痛くない治療など院の方針となる主張は明確にアピールしましょう。
付加価値のある設備紹介
キッズスペースや託児所など付加価値がある設備は積極的にアピールします。
スタッフ紹介
院内スタッフの人柄に興味を頂いてもらうのも患者獲得には有効です。 基本的には優しい雰囲気をベースに、出身地や趣味・特技など親しまれやすい情報を掲載しましょう。
デザインはシンプルかつ清潔なイメージ
歯科医院のホームページデザインでは、医療という分野から、清潔で必要なことをシンプルに表現しているデザインがマッチします。 そのいったデザインにコンテンツを載せて、信頼感を感じてもらえるようなホームページを完成させましょう。
予約方法の改善
現在電話予約が主流となっている歯科医院業界ですが、WEB予約システムを導入することで、 患者は自分の好きな時間に予約行動を取ることが可能になり、医院は電話予約への対応業務が軽減され業務効率化につながります。 また20代、30代と比較的若い世代ではWEB予約システムはサービスを選ぶ上でのポイントとして挙げられていますので、 このシステムを導入し医院の経営効率を高めましょう。
4.ご提案!歯科医院・歯医者のコンテンツ
1〜3を踏まえて、歯科医院・歯医者のホームページに必要なコンテンツをピックアップしてご提案致します。
○○クリニックについて
このコンテンツで医院のコンセプト・特色、先生の紹介、院内写真・設備紹介などを紹介します。
提案型のトップページの場合、内容が少し重複しますが、こちらはより詳細な動物病院についての情報を紹介する位置づけです。
初診のお客様へ
新規顧客のためのガイドラインです。
このコンテンツは初診の方に、疑似体験によって診療の流れをご説明し、来院を促す役目があります。
治療について
このコンテンツで診療科目、治療内容、一般的な治療項目の料金、設備紹介などを行います。
インプラントや審美治療、いびきなど検索キーワード候補に対応したページをこのコンテンツ内に設けることでSEOによる集客効果も見込めます。
診療日時・アクセス
場所や駐車場の有無などを、地図や写真で伝えるコンテンツです。
アクセスルートや病院の定型情報もこちらに掲載します。
お客様の声+口コミ
可能なら是非掲載したいのが、お客様の声をまとめたコンテンツです。
第三者の口コミを最終判断とする方は多いので、来院されたお客様にご協力頂くことが可能なら継続して掲載しましょう。
WEB予約システム
若い世代(特に女性)では一般的になっているWEB予約システムを導入することで、 ユーザービリティ向上と業務改善が見込めます。 もちろんスマートフォンに対応したものをご提供します。
弊社では高機能で使いやすいRESERVA予約システムをお勧めしています。
その他
その他には、一般的なお知らせ、スタッフブログ、お問い合わせフォーム、サイトマップ、個人情報保護方針などを掲載すると良いでしょう。
株式会社SOYAGIMIは、歯科医院・歯医者専門ではありませんが、ホームページ制作におけるプロフェッショナルとして、 まず業界のマーケティングとユーザー動向を把握し、時代性を考慮しながら制作の土台となる方針を決めています。 これは格安プランにおいても同様です。 ホームページ制作をご検討されているお客様と、ご一緒できる機会を心よりお待ち申し上げております。
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