1.日本におけるお寺の動向
法人数は減少、信者数は増加傾向に
2008〜2014年宗教統計調査によると、宗教法人数は数%減少していますが、信者数は2010年から増加傾向にあります。 後継者問題などからの廃業等ありますが、仏教に対する需要は一定の範囲で安定しているものと推測されます。
宗教関連の支出は減少傾向に
総務省家計調査年報のデータによると、一般家庭の宗教関連の支出も減少傾向にあります。 一般的に価格変動を受けにくい、宗教業界においての価格下落の原因は、支出機会の減少にあると推測されます。
検索キーワード候補から見る需要
お寺のホームページを訪れるユーザーはどんな情報を探しているのでしょうか? 検索キーワード候補から、ユーザーの求める潜在的な需要を掘り起こしてみましょう。 【Googleサジェストから取得分析】
検索キーワード候補数 | お寺を絡めたキーワード数は4,726個以上。ボリュームとしては中規模部類に入ります。 |
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お寺+費用 | お布施や戒名、葬儀、法事などお寺のサービスと言えるものに対しての費用についての需要が多くあります。 |
お寺+精神項目 | 例えば修行方法や、悩み相談などメンタル要素の強い事例と絡めて検索される方もいらっしゃいます。 |
お寺+地名 | 地名との組合せも多く、地元もしくは特定地域のお寺を探す需要が見て取れます。 |
お寺+民間サービス | 老人ホームや幼稚園、ヨガ、カフェなど一般的な民間サービスとの組合せで検索される方もいらっしゃるようです。 |
お寺を軸にした検索キーワード候補は、法事などに関する費用について知りたいという需要が強いようです。 お寺の新しい取り組みである、民間サービスとの融合などについても興味を抱かれています。
2.お寺のHP制作方針
お寺は元祖日本のセラピスト
検索需要から考えるに、人々はお寺に対して精神面の安定を求めている傾向が伺えます。 それは人生相談であったり悩み事、精神修行など様々です。 仏教は古くから人々の悩みを受け入れている歴史がありますが、現代において一般の方々にその認識が潜在的にあるものと思われます。
オウンドメディアとして
オウンドメディアとは読み物としての面白さによってユーザーを惹きつけファンとなって頂き、 将来の潜在顧客として確保する事を目的にしたホームページ展開の一種です。 実際にお寺に足を運ばれるのは、現在の所シニア層が多いかと思いますが、 こういった戦略で若いターゲット層へアピールし、将来の顧客候補を育てる試みは、お寺の性質上効果的だと思われます。
実際に足を運んでくれるユーザーを獲得するためには、悩みなどに気軽に乗ってくれるとユーザーに感じてもらえると良いと思います。
3.お寺のHPコンテンツ
ここまでを踏まえて、お寺のホームページに必要なコンテンツをピックアップしてご提案致します。
由来・歴史
お寺の成り立ち・由来を画像を交えて紹介するコンテンツです。 非常に重要なコンテンツになりますので、シナリオを練って作成しましょう。
行事案内
年間行事をスケジュール表のようにまとめて紹介するコンテンツです。 重要行事は別ページを設けて特集すると良いでしょう。
サービス案内
祈祷や法事、納骨など寺提供サービスについて1ページずつ作り紹介します。 ページを分ける事で「地域名+サービス名」での検索キーワードにもかけやすくなります。
FAQ
お寺についての疑問に対して擬似的に回答するコンテンツです。 特に体験修行など一般の方が参加希望の行事について説明しておくと親切だと思います。
仏教に関するコンテンツ
仏教の教え・理念などを体系的に編集し、読み物として足るページを作成していきます。 これによりユーザーの理解も深まり、オウンドメディアとしてSEO効果も期待する事ができます。
アクセスマップ
お寺の所在地を地図を主体に紹介するコンテンツです。 お寺の基本的な情報も掲載し、駐車場の有無なども明記すると良いでしょう。
その他
その他には、一般的なお知らせ、お問い合わせフォーム、サイトマップ、個人情報保護方針などを掲載すると良いでしょう。
株式会社SOYAGIMIは、お寺専門ではありませんが、ホームページ制作におけるプロフェッショナルとして、 まず業界のマーケティングとユーザー動向を把握し、時代性を考慮しながら制作の土台となる方針を決めています。 これは格安プランにおいても同様です。 ホームページ制作をご検討されているお客様と、ご一緒できる機会を心よりお待ち申し上げております。
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