1.料理教室に求められている情報
料理教室のホームページを訪れるユーザーはどんな情報を探しているのでしょうか? まずは検索キーワード候補から、ユーザーの求める潜在的な需要を掘り起こしてみましょう。
検索キーワード候補数 | 料理教室を絡めたキーワード数は4,821個以上。ボリュームとしては中規模程度の部類に入ります。 |
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料理教室+地域名 | まず圧倒的に多いのが地域名との組合せになります。 |
料理教室+料理名 | 次にフランス料理、イタリアン、ケーキ、スイーツ、面白いところではお弁当など料理名との組合せが多く見られます。 |
料理教室+状況 | お客様の状況に合わせたキーワードの組合せもあるようです。例えば、男性、子供、妊婦、初心者、カップルなど。 |
無料体験 | 地域名との組合せで無料体験というキーワードも需要があるようです。 |
料理教室を軸にした検索キーワード候補は、ほとんどが地域名、その他に料理種類や状況と合わせた検索傾向にあります。 料理教室に興味を持つユーザーはまず地域で探す、次に料理や状況に合う料理教室を探す傾向が伺えます。 (キーワード候補はGoogleサジェストから取得し分析しています。)
2.新規顧客を増やす施策
オーナーがホームページに求める成果は、やはり新規顧客を増やすことにあると思います。そのために重要な考え方を確認してみましょう。
Googleプレイスへの登録
地域名との組み合わせで最も効果的なのが、Googleプレイスへの登録です。Google検索結果は特定のサービスを検索する場合、検索ワードや検索している地域にて展開するお店を優先的に表示する機能があります。 この優先的に表示される箇所がGoogleプレイスというGoogleの地域情報サービスで、これに登録し必要情報を記入することで、地域名と組み合わせた検索に対応することができます。 この機能はアカウントさえ作れば無料で活用できるので、まずはこの情報をしっかりと編集しましょう。
○○講座でSEO
料理教室を開く場合、イタリア料理や漬物の作り方講座ごとに募集をかける場合が多いと思います。 定期的に開催する人気講座はしっかりと対応するページを作り、そのページが検索エンジンで目に触れるように戦略を立てると良いでしょう。
レシピ公開
オリジナルのレシピを公開していくのも効果的にユーザーを呼び込むことができます。 レシピ集をまとめるとご自身でも確認しやすくなりますし、書籍や他サイトなどでも取り上げられやすくなります。
体験教室
新規ユーザーはその教室の雰囲気を体験してから申し込める制度が整っていると敷居を低く感じコンタクトを取りやすくなります。 体験入学クーポンなどを発行して促しても良いでしょう。
第三者からの評価
動物病院の先生によっても得意な治療分野があると思います。
例えば骨折などの外科治療が得意なのか、内臓疾患などの内科治療が得意なのか。
あえて表記する必要が無い場合もありますが、困っている飼い主にとってペットのために最善を尽くしたいという想いは強いものです。
動物病院は総合治療という側面が強いですが、時代と共にあらゆる分類は細分化される傾向にありますので、あえて明記することで今までより広範囲に商圏を広げることが可能です。こういった要素は立地など変更不可能な条件を超えて機能します。
このようにホームページを作る際は、ユーザーが何を求めているかを想定し、それに合わせた解答を用意して差し上げるのが大切です。
3.リピーターを増やす施策
次に期待するのは新規顧客が固定客となり来院してくれることです。ここではリピーターを継続させるための考え方を確認してみましょう。
食と料理の情報サイト
栄養学や薬膳的なアプローチでコンテンツを編集し情報サイトとしても活用してもらえるようにすればリピーターを増やすことに繋がります。 もちろん前述したレシピと合わせて、普段から使ってもらえるHPの作成を心がけると良いでしょう。
先生のブランド化
レシピ集や食に関する情報コンテンツをまとめることで、先生のブランド化を図ることに繋がります。 リピーターだけでなく新規顧客を得やすくなりますし、教室以外での活動範囲も広がると考えられます。
SNSで定期的な情報発信
更新したコンテンツはSNSでも宣伝することで、多くの方に見てもらう機会が増えます。 キャンペーンやお知らせなども連動させるクセをつけて、HPのアクセスアップを図りましょう。
リピーターを安定させるには、まずホームページの活用率を向上させる、活用率を上げるために情報を充実させることが必要です。
そうすることで教室からのメッセージが届きやすくなり、効果が継続・安定しやすくなると思われます。
その為に、教室内でもQRコード付き張り紙などでホームページの告知を積極的に行ってください。
4.ご提案!料理教室のコンテンツ
1〜3を踏まえて、料理教室のホームページに必要なコンテンツをピックアップしてご提案致します。
料理教室の紹介
トップページで触りを紹介しますが、このコンテンツで料理教室のコンセプトなどを紹介します。 先生がお一人の場合はこちらのページに自己紹介を織り交ぜても良いと思います。
教室メニュー
料理教室HPのメインとなるコンテンツです。講座ごとにキーワードを意識しながらページを作り、検索エンジンからの流入を図ります。
講師紹介
このコンテンツで診療方法、診療可能な動物種類、治療内容、一般的な治療項目の料金、設備紹介などを行います。
これによりお客様へ明確な判断基準をご提供することになります。
特殊な治療については別ページを設けて説明した方が良いですが、基本的に1ページで完結するようにまとめると読み手の負担も軽減します。
アクセス
料理教室の場所や駐車場の有無などを、地図や写真で伝えるコンテンツです。
アクセスルートや定型情報もこちらに掲載します。
食と料理の情報コンテンツ
地域性が無いので講座申し込みに全力を尽くしませんが、この情報が充実することでHPの活用率や先生のブランド化が進み、間接的に顧客獲得の助けになってくれると考えられます。 またこのコンテンツだけでアクセス数が稼げるのなら、広告を掲載し新しい収入源として活用するのも良いと思います。
予約フォーム
予約は電話のみの教室も多いと思いますが、定員が決まっているならシンプルな申し込みフォームを設置しても良いと思います。 さらに予約業務を効率化されたいなら、予約システムを導入されると良いでしょう。
お客様の声+口コミ
可能なら是非掲載したいのが、お客様の声をまとめたコンテンツです。
第三者の口コミを最終判断とする方は多いので、受講されたお客様にご協力頂くことが可能なら継続して掲載しましょう。
その他
その他には、一般的なお知らせ、お問い合わせフォーム、サイトマップ、個人情報保護方針などを掲載すると良いでしょう。
最初の計画にもよりますが、食に関する情報コンテンツを掲載するなら、スタッフブログはやめておいて、コンテンツ作りに集中されると良いでしょう。